Panasonic DC-TZ90 現行機種と比較 大きさ 重さ 機能 進化はあるのか?
パナソニックから、6月にコンパクトデジタルカメラ「ルミックス DC-TZ90」が発売されることが発表されました。
このカメラは、現行の「ルミックス DMC-TZ85」の後継機になると思われます。
さっそく、すでに公開されている情報をもとにこの「TZ90」を探ってみたいと思います。
現行機種の「TZ85」との比較ですが、まずは全体的なサイズについて。幅は約112㎜で同じです。高さは「TZ85」が64mmなのに対して、「TZ90」は67.3mmと約3.3mm高くなっています。奥行は「TZ85」の38mm対して、「TZ90」では41.2mmとこちらも約3.2mmほど厚くなっています。
そして重さですが、「TZ85」の本体240g(バッテリー、メモリーカードを含む場合282g)に対して、「TZ90」は本体280g(バッテリー、メモリーカードを含む場合322g)と大幅に重量が増えております。
サイズと重量については、新たに採用されたバリアングル液晶が大きく影響しているものと思われます。
参考までに、「ルミックス DMC-TZ60」と「TZ85」の比較写真を載せておきます。幅と高さは変わりありませんが、奥行きは今回と同じ3mm超の違いがあるので参考にしていただければと思います。右の「TZ85」にさらに厚みが加わります。
TZ60(左)とTZ85(右)の大きさの比較
機能面についてですが、撮像素子が有効画素1810万画素のものから有効画素2030万画素のものへ変更されています。他のカメラとの関係上、コスト削減のために高画素のものに切り替えざるを得なかったようです。センサーサイズは1/2.3インチなので変わりありません。
ズームはこれまでのものを踏襲し光学30倍になっています。動画撮影は、フルHD60pはもちろんのこと4Kにも対応しているのは「TZ85」と同じです。
よく動画撮影中に写真が撮れるかどうかという質問を見かけますが、フルHD動画の撮影中でしたら同時撮影可能です。4K動画を撮影中は同時記録はできません。4Kで撮影した場合は、動画の中から切り出してくださいということなのでしょう。
なお4K動画の撮影の場合はMP4でのみ記録できます。
機能的な面では「TZ85」から大きく進化した部分というのは見えてきません。バリアングル液晶を搭載した、という見た目のインパクトだけでしょうか。
とりあえず商品を手にしてみないとわからない部分が多いですね。当たり前ですが。
すでにCLUB Panasonicでは先行モニター販売が始まっているようですが、少し高めの値段設定でした。
大手カメラ店ではすでに予約も受け付けているようですので、そちらでの購入をお勧めいたします。
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昨年、「TZ85」を購入した際には、使っているうちにいつの間にかレンズ内にゴミが付着してしまって、ピントが合わなくなるという事象が発生いたしましたが、保証期間内だったので無料で修理していただきました。こういうところは大手メーカーならではですね。対応も早く親切丁寧でしたので大変満足でした。
「DMC-FX35」から「DMC-TZ7」、そして「DMC-TZ60」から「DMC-TZ85」へと流れてきましたが、この先も買い替えるコンパクトデジタルカメラは出てきてくれるのでしょうか?
市場規模が小さくなって機種も大幅に減ってきたコンパクトデジタルカメラ業界。Panasonicさんに期待するところは大きいです。