Panasonic DC-TZ90 比較 レビュー フライングゲット!

パナソニックから6月に発売がアナウンスされている、コンパクトデジタルカメラの「ルミックス DMC-TZ90」を掘り下げるブログです。比較、予測レビュー、価格や現行機種との違いについて書いていきます。4K動画撮影もできる、高画質で連写もできる!

Panasonic LUMIX DMC-TZ85 での動画撮影

発売が迫ってきた(2017年5月4日現在)、PanasonicのコンパクトデジタルカメラLUMIX DMC-TZ90」ですが、手元にある現行機種「LUMIX DMC-TZ85」でその動画撮影機能について思ったことを書いてみます。

「TZ90」は「TZ85」と基本的な仕様は同じため参考にはなると思います。

チューニング、いわゆる味付けは異なるかもしれないですが。

まず動画撮影機能で一番の注目点は、なんといっても4K動画が撮れるということでしょう。コンパクトカメラで4K動画が撮れるのは、LUMIXのほかにはNikonの「COOLPIX A900」とOLYMPUSの「STYLUS SH-3」くらいしかありません。

そのほかにもいくつか4K動画の撮れるコンパクトデジタルカメラに分類されているものもありますが、ほとんど一眼レフと変わらない大きさと重さなのでここではコンパクトカメラとしては扱いません。あしからず。

さて「TZ85」での4K動画撮影ですが、情報量は確かに多いです。しかし、その分データ量も多くなります。単純にフルHDのほぼ4倍になります。以前、どこかの口コミ板で「単純にデータ量が4倍にはならない」と書かれていた方がおられましたが、単純に4倍なっています。動画の内容によって圧縮率やら圧縮パターンが変わるので単純に4倍にはならないと書かれていましたが、確かに単色の多いシーンなら圧縮率は上がってデータ量は減るかもしれません。しかし普通に撮影していたらそんなシーンはほとんどありません。

考えてみてください、フルHDの動画でもほぼ同じ圧縮方法を使っているのですから、画素数が増えればその増えた分だけデータも増えるのは当たり前です。画面が4倍の大きさになればデータ量もほぼ4倍です。

そしてこの4倍に増えたデータを保存するのが大変なんです。50GBのBDを使っても追いつきません。50枚入りのスピンドルがすぐになくなります。

あと、DIGAに保存して再生したときに、コマ送りができないのが意外と困ってきます。見逃したくないシーンを、一時停止ボタンを連打しながら見なければならなくなります。この辺りは私個人の使い方の問題かもしれませんが、ほんとに残念です。

ただこの「TZ85」の場合、4Kで撮影した動画は当たり前に奇麗なのですが、フルHDで撮影したときの画像がいいんです。前々モデルの「LUMIX DMC-TZ60」との比較になるのですが、明らかに解像感が上がっています。なので、あとあとのデータのことも考えるとあえてフルHDで撮影するという方法も有かもしれません。

なにより、フルHDで撮影するとAVCHDで記録できますし、DIGAに取り込んで再生するときにもコマ送りができます。これはありがたいことです。

4Kテレビの出荷台数も伸びてきてかなり普及はしてきたと思いますが、まだまだ発展途上なような気はします。東京オリンピックの開催も迫り、次世代の高画質規格の8Kが静かにやってきているので、4Kはあっという間に忘れ去られていくかもしれないですし。

「TZ90」の立ち位置が微妙に思えてきます。次の機種では思い切って8Kを搭載してきてほしいですね。それくらいしないと存在感が薄すぎてかわいそうです。

「TZ90」ではどのような味付けになっているのか、また微妙に画素数が増した撮像素子の影響はどのようなものなのか気になるところです。

4Kで撮るか、あえてフルHDで撮るか。悩ましいですが、後々のために少しでもきれいな画質で撮影しておけば後悔することはなさそうです。

あなたはどちらで保存しますか?

 

 

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